The Artists　アーティスト

渡辺　りら　（ヴァイオリン）

Lila Watanabe, Violin

東京・国立市に生まれ、4歳よりヴァイオリニストの伯母、寺田美子、チェリストの父、渡辺暁よりヴァイオリンの手ほどきを受ける。10歳より江藤俊哉、江藤アンジェラの両氏に師事、桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、アメリカ・インディアナ大学に留学。ヘンリク・コワルスキー、フランコ・グッリ、マウリツィオ・フックスの各氏に師事すると同時に、堤剛、ロスティスラフ・ドゥビンスキー、メナハム・プレスラー、ヨゼフ・シルヴァースタイン、レナード・ホーカンソン各氏より室内楽の指導を受ける。在学中はNew Music Ensemble（現代音楽専門のオーケストラ）のコンサートマスターを務めるほか、新作の初演、録音も積極的に手掛け、同大学のパフォーマー・ディプロマ、アーティスト・ディプロマを取得。

1996年に東京、サントリー小ホールにてデビュー・リサイタルを開催、また、1998年に「チェンバー・アンサンブル・ブルーミントン」を結成、東京を中心に毎夏コンサート活動をする。　その後1999年よりサンフランシスコ音楽院にて全額奨学生として室内楽を専攻、カミラ・ウィックス、マーク・ソコル両氏に師事。同院の教授陣と共に、ギルバート・ケイリッシュ、ロバート・マン、ジョルジャ・フリーザニス各氏と多数共演し、ディプロマを取得と同時に学部賞を受賞する。

これまでにストックトン交響楽団(準コンサートマスター)、マリン交響楽団(第2

ヴァイオリン副首席)、ノースウェストインディアナ交響楽団(第2ヴァイオリン首席)、エルジン交響楽団(副コンサートマスター兼第2ヴァイオリン副首席)、またクリーブランド管弦楽団の契約団員として活動する。

音楽祭ではフランスの Instutut Musical de Provence-Aubagne プロヴァンス－オーバンニュ音楽講座(ソリスト・コンサートマスター)、ベルギーの Waterloo Chamber Music Societyウォータールー室内楽協会、タングルウッド音楽祭(ボストン響オーケストラ・オーディション賞、ヘンリ・コーン記念賞受賞)等に参加。

現在はアメリカ・シカゴに在住し、シカゴ交響楽団の契約団員として演奏活動を続けている。