音楽監督からのメッセージ

©Todd Rosenberg
©Todd Rosenberg

例年以上に暑い夏を迎えていますが、みなさま皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、当団第14回演奏会までおよそ二ヶ月となりました。

今回の演奏会ではニューヨークと東京を行き来し、東京藝術大学非常勤講師でもあるヴァイオリニスト志村寿一氏を迎え、ドイツの作曲家、マックス・ブルッフの代表作でもあるヴァイオリン協奏曲を演奏していただきます。アメリカで多くの名手のもので経験を培った志村氏が熱情的なブルッフの作品をどのように披露するのかに注目が集まります。

 

後半は同じくドイツの作曲家、ロベルト・シューマンの交響曲第3番「ライン」。作曲家が晩年住んだドイツ西部の街、デュッセルドルフから眺めるライン川の風景、近郊都市ケルンの大聖堂などが刻々と作品に刻み込まれており、その辺りを演奏を通じて忠実に表現していきます。また毎回恒例となりました演奏前のミニトークでは、この「ライン」に関して少々掘り下げて解説いたします。

 

末筆となりましたが創立以来、我々の理念にご賛同いただいている株式会社ヒューマックスシネマさまのご支援をはじめ、毎度ご来場いただいている皆様のご愛顧に厚く感謝申し上げます。

 

公演当日はまだ残暑が厳しい季節かと存じますが、9月30日(土)昼は、是非荻窪駅最寄りの杉並公会堂までお越しください。皆様のご来場をお待ちしております。

  

 2017年7月

音楽監督 久保田昌一